☆ 市道に駐車場?

「市道の一部が、駐車場として長年使われているんですが、これっておかしくないですか?」

こんな疑問の声が市民から当会に寄せられました。メンバーは半信半疑で「そんなことありえないでしょ!」というのが最初の反応でした。しかし、通報の主がウソを言っているとは思えず、現地に出かけました。

状況は、電話の内容通りでした。現場は、徳島市昭和町4丁目の一般社団法人徳島県労働福祉会館横の国道から住宅街に抜ける市道で、付近住民の生活道路にもなっており、救急車などの緊急車両も通行します。parking lots

ところが、道路端部分の地面に白線が引かれ乗用車25台分の駐車スペースとなっており、道路幅は半減しています。さらに道路沿いのフェンスには専用駐車場の看板まで設置されていました。

「緊急車両も通行する市道の一部が駐車場に。しかも、市の中心部で」。メンバーのだれもが驚き、首をかしげました。

調べてみると、25台のうち18台分が徳島県労働福祉会館の職員や来客用で、7台分は近所の住民らが使用していました。市に事情を聴くと、「平成20年ごろから同会館が市に無断で使用してきたようだ。管理が不十分だった。指摘を受けて詳しい経緯を調査し、明け渡しを求めたり、使用料を徴収したりするなど適切に対応したい」と放置していたことを認め、改善することを約束しました。

当会は24418日付で、付近の駐車場料金と照らし合わせて原秀樹市長に在任期間の駐車場料金計2,400万円の損害賠償と同会館明け渡しや使用料徴収を求める監査請求を行いました。この間、市は、徳島県労働福祉会館で公益社団法人徳島県労働者福祉協議会や公益財団法人徳島県勤労者福祉ネットワークが行う公益的な事業の利用者の駐車場とするとして、無償で貸すことを24615日付で決めました。

監査委員は、同年831日付で「25台から17台に減らし、使用料免除は公益事業の支援が目的で違法とは言えない」と棄却しました。同時に、「道路用地として管理されていることや目的外使用許可の使用に鑑み、次年度以降、使用許可を更新することは適当でないと考える」と、暗に改善を求める意見も付加しました。

市は監査委員の意見をくんで改善するものと期待して注視していましたが、現状はほとんど変わりません。現在も使用許可は与えられたままです。市民の疑問は解消されていません。市には、改善する気持ちはないのでしょうか。いままで事故もなかったし、近所の住民からもクレームはないからそのままでいいのではないか、という姿勢が見えて仕方ありません。

当会は、市への早急な改善策の実施を促しながら、監視を続けていきたいと思っています。